ボーカル、ギター、ベース

この節は理論というよりは、自分の経験で得たヒントです。 参考URL; http://www.mooomin.com/

1. ボーカル

ボーカルは最高の楽器。 骨伝導で聞く自分の声とマイクを通した声はかなりちがう。 録音して自分の声を好きになろう。

発声

  1. まず、他の楽器にまけない大きい声がでないと、バンドではやっていけない。 (子供のころの合唱団経験は貴重。未経験なら、カラオケでマイクなしで 鍛えよう)
  2. 自分の声を聞いてコントロールできるようにする。 (キーボードにテープはってCのコード連続音。 ゆっくりビブラートをかけて、ドミソとかドレミファソラシドとか)
  3. 高い声はなかなか難しい、地道な努力
  4. うら声を練習するときはふらつきを押さえ、言葉がわかるように
  5. プロは裏声と地声の境目をなくすように拳骨を口に突っ込んで、 うたい込むらしいです。

うた練習

  1. ☆自分の出せる音域の把握
  2. 各小節のあたまなど重要箇所の音節をメモし、そこだけは はずさないようにする。(メトロノームだけで、苦手部分を繰り返し練習)
  3. かんたんなメロディーを録音し、それに5度、3度のコーラスを つける練習をする。
  4. 声を張り上げる箇所では少しマイクから離れる。 しずかな部分ではがんばりすぎず、マイクに少し近付く。
  5. ギターのコードなどに頼らず、ベースの音を良く聞いて、 音程を合わせる。
  6. どうも音程がずれるようであれば、モニタスピーカーや ヘッドフォンで自分の声がしっかり聞こえる状態にして練習する。 (ただし、自分の声がよく聞こえるので声がちいさくなりすぎるのに注意)
  7. (中級) 裏声ならどこまででるか、音程が正確か、言葉がわかるように だせるか、ビブラートつけられるか。
  8. (上級) シャウトして表裏区別がほとんどない声

2. ベース

ベースはギターと比べてネックが長い、弦を押さえるのに力がいる。 たぶんギターと同様にGibsonよりFenderの方がネックが長いので Fenderの方がフレット間隔が広い。 ギターと違い単音弾き、2音以上でるとアンプで歪んだりするので、 余計な音がでないよう左手で弾かない弦をできるだけミュートする。 (意図的に2音以上だすこともたまにはある)

楽器の調整

はじめてのときは楽器屋さんに相談しましょう。 ブリッジの高さも好みで変更するとよいでしょう。 ただし、下げると弦を押さえる力がちいさくてすむので楽に なるが、下げすぎると上のフレットにあたってビビる。 ブリッジ高さを変更してフレット音痴、あるいはびびりが出てきたら、 フレットの高さ不揃いのチェック、ネックのそりも調整しよう。 フレットはきちんと打ち込まれているか、それでも高すぎるときは 紙やすりで下げることはできますが、上げることは交換以外に 手がないと思います。 ネックの交換もできるはずです。

基本

  1. つよく弾くことより、音の粒がそろうほうが重要 (アンプのゲインは上げてもよい)
  2. 余分な音がでないようにミュートする
  3. 弾く位置: ブリッジに近いと硬い音、ネック側では柔かい音
  4. 張りのある音: 高いフレット位置よりひとつ上の弦の低いフレット位置
    細い弦は弾きやすいがパンチにかける。
  5. ピック使うか?: 速いのは指ピッキングより楽。あまり格好いいといって もらえないが、ちゃんと弾ければよい音が楽に出る。
  6. 音量をドラムにあわせる。弾くタイミングとともに バスドラの音と一体感を出す。

ギターテクの応用

次は、ギターを弾いたことがないベーシストにはちょっと難しい要求かも しれませんが、コードの名前と構成音の理解が重要だと思います。
  1. ギターの3から6弦の1オクターブ下
  2. コード名の音(root)位置をすぐ把握できるように
  3. ギターが弾くコードの3から6弦の構成音を理解し、その構成音と つなぎの音でフレーズを作れば、とりあえずOK。
  4. ブルーノートスケールなど、ギターで練習するスケールを 弾いてみる。

基本パターンの並行移動

ギターとベースはキー下げはフレット並行移動だけだから簡単なので、 リクエストには応じましょう。 鍵盤楽器パートがある場合と、ベースの最低音を上に回す必要が生じる場合は、 事前打ち合わせが必要。
1 (高い音が必要でなければ、あまりつかわない)
2 ------------4---6-7--
3 ------------4-5---7--
4 --------------5---7--
                5f: 中指 
              4f: ひとさし指
                  6f: 薬指
                    7f: 小指でがんばろう
Aからドレミファソラシド練習
Aのとき(ド ミ  ソー ミソと弾く)
3 ------------4-----7--
4 --------------5------
Dのとき (Dをドとしておなじ)
2 ------------4-----7--
3 --------------5------
Eのとき (2フレット上に並行移動)
2 ----------------6-----9--
3 ------------------7------
キーAのブルースコードの基本フレーズ
Aのとき(ド ミ  ソ ミソ)
2 ---------------5---7-----
3 -----------3---5---7-----
4 -----------3---5------
             3f: ひとさし指
                 5f: 薬指
                     7f: 薬指を2f上にスライド
キーAのロックで良く使うブルーノート系の音

3. ギター

基本

  1. 基礎練習はアンプなしが一番 -- アンプ無しでちゃんとした音がでないとだめ。 ピックと弦の角度はいろいろなスタイルがあるが、わたしはピックが偏減りしない 並行派。
  2. メトロノーム(リズムマシン)で練習
  3. 歪み具合: 趣味の問題だが、歪み過剰の速弾きばかりじゃうまくならない。
  4. 音量調節: 歪み系の音はうるさいが音量はたいしたことない。
  5. 歪、音量ともバンドで録音して、感じをつかもう。
  6. ピッキング: 弦と並行でピックが長持ちするのが基本だとは思いますが、 プレイヤーによって、速弾きでは斜めにあてる、音色がよいので斜めに、 などいろいろなスタイルがあります。

バッキング

  1. 曲によるが、コードの音全部弾く必要はない。
  2. ハードロックでは、低い音3つ(1度、5度、上1度)が基本
  3. 2nd ギターでは、ベースが弾くrootの音を省略するほうがよいこともある。
  4. これも生音で良い音がでるように、が基本

ギターソロ、fill in

  1. 簡単に手元で音量アップできるように設定しておく
  2. ブルーノートスケールの他にもいくつかスケールを仕込んでおく
  3. コードの構成音と経過音を効果的に組み合わせる
  4. 歌のメロディーのバリエーションでつくる
  5. 自分で歌いながら、それと同じフレーズをギターで弾く練習をする。

応用

ボトルネック奏法はかっこいいがなかなかむつかしい

  1. 道具: Wiskeyの瓶の口で手作り(やったことがない)、ガラス製、金属性、 6弦全部押さえられるサイズと、短いサイズがある。
  2. ミュート: 余分な音がでないように、右手か左手でミュートする。 したがって、フォークのアルペジオのように指で弾くスタイルが多い。 親指などに、指ピックをはめることもある。
  3. 普通のチューニングのまま -- 1,2,3弦中心。和音は弾きにくいが手軽。 ブリッジ高め、あるいは弦固めの方がフレットにぶつからないので弾きやすい
  4. オープンチューニング -- 解放弦がEやDのコードになるようにチューニングする。 ボトルネックでコードが簡単に弾けるが、単音のフレーズでは、 フレット位置がかわり、いつものブルーノートスケールが弾きにくい。
  5. (こんなのありか?) 例えば、6弦のうち下3弦をオープンチューニング、 上はいつものまま、といったチューニング。その逆などの変形も考えられる。
  6. ボトルネック奏法の極致はスライドギター。キーボードのように見える 横にした楽器でミュートやベンドのペダルがついているらしい。 オープンチューニング。
  7. TVでみたロンドンのEric Claptonライブのサイドギターのテク
    普通の右利き用ギターを左右逆にかまえてボトルネック奏法。 たぶんオープンチューニングだが、上が1弦下が6弦で、弦が逆順、左利きで弾く。 一瞬目を疑った。
オープンチューニングはWikipediaの「チューニング」の説明を参照のこと。 ボトルネック奏法では、オープンE,D,G,Aなどが使われるようです。 (http://www.lightnin.jp/mameVol4.htmによる。ここのシリーズ なかなかよい。)

4. ブルースハープ


        1   2   3   4   5   6   7   8   9  10
               ◎           ◎
Blow    A   C#  E   A   C#  E   A   C#  E  A
Draw    B   E   G#  B   D   F#  G#  B   D  F#   
           ◎           ☆  ☆          ☆ ☆
                    5度 7♭ 3b   

               Aのブルースハープ

◎: root
☆: Key Eのブルーノート
吸う音が多いようです。結構きつそう