ブルースコードとブルーノートスケール

昔は、ちょっとセッションしようというときに、じゃあブルースコード 進行で、といえば誰でもすぐ合わせられたのですが、若者には通じません。 やはり基本パターンとして覚えておいてほしいと思います。

1. ブルースコード進行

バッキングは普通、長調のコードに後述の7度半音下げを加えます。 一文字のコード名が1小節を表します。バリエーションはいろいろあります。 もっとも一般的なキーとして、ギターで弾きやすいAで練習するとよい。 C調で弾きやすいように作られた鍵盤楽器では、黒鍵がはいるので、なかなか 難しい。
  A7  A7  A7  A7 (スローな場合は、2つめのA7がD7にかわることがある)
  D7  D7  A7  A7
  E7  D7  A7  E7 
(以上、12小節の繰り返し。8小節パターンもあります。)
基本ブルースコード進行
ゆっくりのほうが、いまどこまでいったかなあ、と忘れてしまうので、 最初は手頃なテンポ(4分音符 = 120)くらいで練習するとよいでしょう。

2. ブルーノートスケール

日本の民謡にあたる黒人音楽特有の音程と節回しにおいて、 特徴的な音をブルーノートと呼ぶ。

リードギタープレイヤなら常識ですが、ポピュラー音楽では、 良く使われるフレーズは、これらの音の組合せである。 手癖になるまでがんばって、その後はひと味ちがう節回しを 歌のメロディラインの変形で加えるとよいでしょう。

ボーカリストは、もちろん、でたらめな英語でよいので、 ブルーノートスケールをつかって節回しの練習に励みましょう。 ただし、平均的日本人男性にとって、キーAは高音がきついので、 最悪E(ギター開放)まで下げて、E/A/Bとすることが考えられます。
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使う音: ド        レ ミ♭   ミ  ファ ソ♭ ソ       ラ   シ♭  シ
特徴                 ☆              ☆                 ☆
(3度、5度、7度の半音下げ)
ブルーノートスケール